さて、今回のボーカリストの素朴な疑問、お酒と歌との関係について書いてみます。
多くの場合、カラオケは飲み会の二次会で行く事が多いですよね。
そして「飲んでから歌うと声が出やすい」という方も結構いらっしゃる(もしかすると、あなたもそうかも知れませんね 笑)。
でも、飲んでから歌った次の日は、なんとなくノドがイガらっぽくなったりする。
どこかで飲んでから歌うのは良くないと聞いた事があるし、その真相はどうなの?と疑問をお持ちの方も多いかと思います。
その疑問にお答えします。
結果から申し上げると、「お酒を飲んでから歌うのはノドに良くない」です。
飲んでからの方が声が出やすいという方は、飲む事で緊張が取れるので、声が出やすい気がするだけなのです。
事実、プロのシンガーやアナウンサーの方々で、飲んでからカラオケに行かれる方はおりません。
なかにはアウトスタンディングな天才の方で、「飲んでもイケるぜ!」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
でも、ここでは一般の方向けの事を取り上げているので、なるべく飲んだ後に絶叫するのは控えた方が良いです。
飲むと顔が赤くなる方が多いですよね?
あれが身体の中でも当然起こります。
そして声帯は粘膜です。
赤くなった粘膜を強く擦り付けたら良くないのは、なんとなくお分かりになっていただけると思います。
とはいえ、お付き合いでカラオケに行かれる事がほとんどだと思いますので、趣味で歌を習われている方は、そこまで神経質になる必要はないと思います(^-^)
飲んだ後に歌う時は、出来れば腹式呼吸を使ってノドに負担がかりにくいキーの曲をチョイスする事です。
僕の生徒さんでも二日酔いでレッスンで来られる方も、まれにいらっしゃいます 笑。
その場合は、しんどくないメニューだけをゆっくり行う事にしてます。
これからビールの美味しい時期なので、上手いお付き合いをしていきましょう🍻