適材適所

今回のテーマは「適材適所」です。

僕は20代前半の頃、海外を目指していました。

実際、僕が参加したバンドの最初3枚は英語のアルバムでした。

その中で感じたのが「東洋人コンプレックス」でした。

東洋人と西洋人では、骨格の差があります。

根本的に西洋人の方が骨格が大きい分、歌では有利なんですね。

西洋人のバンドと対バンでライブをする時もあり、その時にボーカルとしての差を思い知らされました。

長い時期悩んでいましたが、行き着いた言葉が「適材適所」でした。

トランペットはトランペットのベストな響き、トロンボーンはトロンボーンのベストな響き、チューバはチューバのベストな響きが出せれば良いという結論に達したのです。

確かに西洋人の出す音とは違います。

でも東洋人、日本人である自分にしか出せない声があるのも確かです。

まして、ボーカルは一人一人全く違う楽器です。

同じ日本人の中でも、各々響きが違います。

それがボーカルの最も素晴らしい所です。

なので、僕は僕のベストな声が出せて、ベストな表現が出来れば良いと思います。

誰かと比べるよりも、昨日の自分よりも今日の自分が良くなっていれば良いのかな?と思います。

オンリーワンの素晴らしさを持つあなただけの楽器をベストに高めていきましょう🎤😊