感動は非合理的

今回のテーマは「感動は非合理的」です。

人間の身体というものは、どこまでも不安定で扱いにくいものです。

何年経っても1cmを自力では測れないですし、1分も計れません。

音程もリズムも乱れやすく、コントロールする事が非常に難しいです。

合理性と精度を求めるなら、歌も既にデジタルで表現出来ます。

レコーディングでは、裏返る事と揺れる事以外は修正がききます。

でも修正すれば、修正する程、歌はつまらなくなっていきます。

結果、意図的に粗さを残す事になります。

面白いですよね😎

修正すれば良くなるのを分かっていて、治さないんです。

不安定で、不確定な要素に、人の心は揺らされるのかも知れません。

もちろん、修正無しでリズムもピッチも良い状態でレコーディング出来れば、間違いなくベストです。

なんですが、ベストに近づけるべく、出来なかった部分を修正すると、どんどん嘘くさくなります。

どんどん感動出来なくなる。

ものさしでは、どんどん近づくのに、感動からはどんどん離れる。

やっぱりズルは出来ない様になってるんですね。

感動とは、DNAレベルで非合理と共に人の心に練り込まれているのかも知れませんねぇ🎤😊