発声の理想のバランス

今回のテーマは「発声の理想のバランスがとれた瞬間」です。

理想の発声バランスは、腹式呼吸で十分に息の量が吸えて、胸から上の力が最小限になった時を言います。

感覚的なモノなので、言葉で伝えるのは難しいんですが、それでもお伝えすると。。。

バットの真芯でボールを捉えた時、テニスラケットの真芯でボールを捉えた時、肩の力が程よく抜けてパンチがミットを捉えた時等の感覚と似ています。

基本に忠実なモーションを十分に取り、一定の勢いを持ち振り始まるのに、ボールやミットを捉えた瞬間から感覚がゼロになると言いますか。

初めて出来た時は、不思議な感覚になります。

でも明らかに分かります、コレだ!と。

声が力まずに出ている。

声が遠くに飛ぶのが見える。

声が出るというよりも響いているという感じ。

声が響いているというよりは鳴るという感じ。

僕は初めてバランスがあった時は、

「めちゃくちゃ気持ちいい!なんだコレは!」

と感動しました。

と同時に

「プロの人達は、こんな気持ちいい事をしながら、お金をもらっているんだ!?羨ましい!」

と思ったものでした 笑。

一度掴んでも、何度も繰り返して感覚を自分のものにする必要があります。

でも、それは、ただただ楽しい事を繰り返すだけなので、自然にやってしまいます。

なので、最初にバランスをつかむまでは、深く多く吸って、胸から上の力を最小限にして発声する事を心掛けましょう。

少ししんどいですが、発声のバランスをつかむ最短距離になります🎤😊