録音の進化

昨日の胸声に続き、本日もマニアックな話をもうひとつ。

最新録音機材はとても優れていますね。

我々が最初に出会った録音機材は、テープでした。

テープでバンド練習等の大音量の現場の録音をすると、バリバリと割れてしまい、何を演奏しているのか分からなくなってしまっていました。


カセットウォークマンに内蔵されたマイクにテープを貼ってみたり、ティッシュを丸めたうえにテープを貼ってみたりして、音割れに対処したりました。


スタジオに入っている機材でテープに録音したりすると多少マシなのですが。

やっぱり全体にモコモコとこもりがちな音になっておりました。


今、この職業になって分かりますが、あれだけ薄くて細いアナログテープに、スタジオの中の沢山の音情報を詰め込もうとするのには無理がありますよね。


そんな我々の想いを大きく押し進めてくれる機材が出ます。


MDです。

懐かしい 笑。

MDはデジタルの長所を活かして、多くの音情報を記録する事に成功しました。

MDではバンド等の大音量での音割れの原因、低音域を大きく抑えて割れない録音が出来る様になります。


しかし、MDの時代は長く続かず、iPod型のソニーのウォークマンが登場します。

このエアー録音機能が素晴らしかった。

現場で出ている音量を自動調整してくれるオートゲイン機能を装備し、低音もある程度残した素晴らしい音での録音が出来る様になります。



しかし、その後スマホの出現によって時代はまた大きく変わります。

僕の中では簡易録音機材で現在最強なのは、iPhoneに搭載されているGarageBandになります。

iPhone内蔵のマイクで、現場の音のバランスを崩さずに割れずに録音が出来ます。


長く生きるのは良い事だな〜と感じるこの頃でした🎤😊