奪還

昨晩、早寝いないとイケナイのに、とんでもない映像を見つけてしまいました。

それがNHKスペシャル「奪還」。  


これは僕が20歳の頃に見て、めちゃくちゃ感動したドキュメント映像。
 
NHKスペシャルは素晴らしいドキュメントが多数あります。

「千代の富士1045勝」「松坂大輔延長17回」「貴乃花が夢だった」「江夏の伝説の26球」等。

これらの素晴らしい作品は、数年に1度行われるNHKスペシャルウィーク等で何度か再放送されてきました。

しかし、この「奪還」だけはその枠には含まれませんでした。


というのも、モハメド・アリの「キンシャサの奇跡」のお膳立てをしてしまったボクサー、ジョージ・フォアマンがその主人公。

フォアマンは、日本ではボクシング通以外は、あまり馴染みが無いんですよね。


モハメド・アリに負けて、アイデンティティを破壊されたフォアマンは28歳で引退。

38歳でまさかの復活を果たしますが、明らかに動き悪くはなり、世界タイトルマッチには辿り着けませんでした。

それが45歳で、世界タイトルマッチを実現させ、無敗の若手有望株の世界チャンピオンと真っ向からの勝負に挑みます。

10ラウンドの死闘の上、まさかの逆転勝利をおさめ、フォアマンは見事世界チャンピオンに返り咲きます。


エキジビジョンさながらの扱いをされ、誰も勝利を期待していない現状の中、自分だけは自分を諦めなかった。



もし映画にでもしてしまったら、ダサ過ぎて成立しない程にドラマティックな展開でした。


ジョージ,フォアマンは名言を残します。

「老いは恥では無い。我々には若者には無い、洞察力と経験値がある。」


カッコよ過ぎます、ジョージ・フォアマン。

気になりましたら、是非ご覧下さいませ😎