命懸けの10秒

本日、生放送でNHKの日本陸上を見ていました。

20:30にスタートする男子100m決勝を見る為に。

オリンピックの派遣標準記録を破っているスプリンターが5人もいる大注目のレースでした。

しかも、9秒台の記録保持者が4人もいるという日本陸上史上初の出来事でした。

このレースで優勝したのは今大会好調だった多田選手。

先日日本新記録を出した、山形選手と共にオリンピック出場が内定したそうです。

ここまで期待されながら結果がついて来なかった多田選手が遂に覚醒した瞬間でした。

スタートダッシュに成功して流れに乗った多田選手を気にして、他の選手が半ばから力んでしまい、タイムが伸びなかったそうです。

あれだけ勢いがあるのに、全力で走るのに、いつもより力むと速度が落ちるというのが奥深いですね。


勝負はたった10秒。

人生の懸かった10秒。

命懸けの10秒。

この10秒の為に、彼らはどれだけの努力をしてくるのだろう?

この10秒の為に、彼らはどれだけ膨大な時間を費やしてくるのだろう?

この10秒の為に、彼らはどれだけの事を犠牲にしているのだろう?

人生を懸けるも、命懸けも、言葉にしてしまうと非常に薄っぺらく、ダサいものです。

でも彼らにはぴったりで、めちゃくちゃカッコイイ言葉です。


個人的には日本人初の9秒台のレコードホルダーの桐生選手にもオリンピックに行って欲しかったです。

いや〜、最高に熱い10秒間でした😊